
美容外科では局所麻酔で意識下に行なう手術が多い。我々は第47回日本形成外科学会総会において、豊胸術の麻酔に対して、手術操作時に患者の無意識を得るため、静脈麻酔を併用する事の有用性を報告した。顔面軟部組織の手術に対しては、通常局所麻酔単独で行なう事が多いが、患者の不安や局所麻酔注入時の疼痛の除去、術者としても痛みを気にする事無く手術に集中出来る理由により、無意識を希望するケースも少なくない。今回我々は、静脈麻酔を併用する事により、その有用性を検討したので若干の考察を加えて報告する。
2003年12月から2004年5月まで、当院で静脈麻酔を受けた患者48人に対し、(1)疼痛、(2)恐怖感、(3)術後の状態をパラメーターとし、その満足度をVASにより評価した。麻酔薬としては、プロポフォールとケタミンを使用している。
局所麻酔に静脈麻酔を併用した症例としては、フェザーリフト、脂肪吸引、鼻部の手術が多く、患者サイドとして満足度は高いものであった。